3手詰の詰め将棋をやってみる
みなさん、詰め将棋はご存知ですか?
詰め将棋という言葉をすでに聞いたことがあるという初心者の皆さんも多いことと思います。
が、ここで、あらためて詰め将棋というゲームを紹介します。
簡単に言うと、詰め将棋とは相手の玉を王手の連続で詰ませるゲームの事です。
ただし、逆王手、打ち歩詰め(歩を打って相手の玉を詰ませる事)をしてはいけないという掟があります。
たかがゲームと思っている方もいらっしゃることと思いますが、
この詰め将棋、やってるとやってないでは勝率が全く違います。
これは断言できます。
詰め将棋は王様を王手の連続で詰ませなければなりません。
ということは、詰め将棋は、勝負の終盤そのものに直結するのです。
したがって、最終的に勝敗を分けるのは詰め将棋をやってるか、やってないか、といえるでしょう。
また、逆に考えると、詰め将棋は守りを考えるときにも最適な練習方法とも言えますね。
これで、詰め将棋がどれほど重要かがわかったことでしょう。
しかし、兄さんは皆さんにいきなり難しい詰め将棋をやれ、と言っているわけではありません。
将棋を始めたての皆さんが、いきなり何手も先を読まなければならない詰め将棋をやっても、
難しくて頭がこんがらがるだけです。
兄さんもいきなり難しい問題を最初からやれって言われたら途中で挫折してしまうでしょう。
兄さんはそんな難しい問題をやれとは言いません。
兄さんはただ、やさしい詰め将棋の問題を繰り返し解いて欲しいだけなのです。
まずは三手詰のやさしい詰め将棋をやってみてください。
そして、詰みがあるパターンを覚えてください。
そのパターンこそが、これからのあなたの終盤力、手筋、先を読む力、を養成します。
そのパターンを覚えていたら、すでにあなたの周りには敵はいないはず。
そうなると、あなたはもうこのクラスの卒業生と言えるでしょう。
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