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初段編@
 駒得より本筋を

やっと初段編ですね。
まずはみなさん、初段への昇段おめでとうございます。
この中には、0から兄さんに付いてきて、やっとここまで来た!って方も、
現在、初段なんだけど、二段になかなかあがれないって方もいるでしょう。
兄さんはそんな皆さんをこれからもサポートしていきたい思うので、
これからもよろしくお願いしますね^^

それでは、初段編、最初のテーマは「駒得より本筋を」です。
まぁ、このテーマ自体は将棋格言の中にもあり、知っておられる方も多いことでしょう。
しかし、もう一度このテーマについて、よく考えてみてください。
どうですか?理解できましたか?
また、あえて本来の格言を変えて「本筋を」としたのがポイントで、
このテーマの論点もそこにあります。
どういう事かと言いますと、
要するに兄さんは、皆さんに何かの狙いをもって将棋を指して欲しいのです。
その狙いに至るまでの一連の指し手を本筋といい、
その本筋を指し続けることが強くなるための秘訣なのです。

よく、有段者の方にも、狙いを一貫せずに、駒がバラバラになって最後には負けている人を見ますが、
それではダメです。あなた方はその狙いに対して一貫した駒運びをしなければなりません。
それが、駒を効率よく使う手段とも成り得ます。

今度はそれが駒得となんの関係があるの?って話になりますが、
それは簡単です。
それは、中・終盤はもちろんの事、
序盤でさえも、駒得より本筋をついたほうが有利になりやすい。ということです。
例えば、序盤で自分が桂馬損になるよりも、相手を歩切れにさせたほうが指しやすくなったり、
歩を取られても、その分の位を確保したほうが指しやすくなったり、はよくある話です。
ですから、序盤でさえも、駒得を恐れずに、自分が優位に立てるチャンスを生かしてあげてください。
とは言っても、実際、序盤での駒損は、なかなか指しにくいもの。
そんなときは自分の感覚を大切にしてください。
最初は、指しやすいか、指しにくいか、から、相手を手詰まりにできるか、できないか。など。
いろいろ指しやすさを判断する手はあると思います。
後は、その手を指す勇気と自分を信じる心です。
それさえあれば、いつか本筋を指し続けることができるようになるはずです。



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