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二段編C
 攻めか守りか迷ったときは攻める!

前回の逆で「攻めか守りか迷ったときは攻める!」です。
これも中盤でよく現れる局面がでてきます。
ここで、前回の「攻めか守りか迷ったときは守る!」を読んだ皆さんは、
攻めなのか守りなのかはっきりしろよ。と言うかもしれません。
しかし、将棋には攻めた方が良い局面や守った方が良い局面が実際あるのです。
それは仕方ないので上手くなりたい皆さんは受け入れるしかないでしょう。

それでは、中盤で指し手に困ったときに攻めたほうが良いときを紹介します。
まず、基本的に攻めたほうが良いときというのは相手玉が自玉より明らかに薄いときです。
要するに勝ちに直結する攻めが見つかったときというのは重点的に攻めるべきです。
そこで守って、みすみす勝ちを逃すような手を打つと、負ける可能性が高くなります。
いつでも、自玉の安全度と相手玉の安全度を比べなければなりません。

また他の場合としてあげられるのは、自陣も相手陣もある程度堅く、自陣を守ると攻撃力がなくなる場合です。
これはことわざの「攻撃は最大の防御なり」と同じです。
攻める脅威が相手の攻撃を牽制するのと同様に、相手に攻めの脅威だけは残さなければなりません。
ですから、この場合は盤上に残っている駒を有効活用したり、玉の囲いの弱点というのを察知し、攻めの指しきりに注意しながら攻めなければなりません。
このときに、自分の攻めに乗って相手が無理攻めをしてきたら、
一旦守って受けきると徐々に有利になるでしょう。

ですから、自玉と相手玉との安全度に応じて攻めか守りかを決めていかなければならないわけです。
これが中盤での粘り強さを作る秘訣ですよ!!
他の参考書やサイトには書かれていない事とは思いますが、思い切って書いてみました。
ぜひぜひご参考にしてください。



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