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初段編C
 苦しいときこそ耐える

皆さんは、これから負けにくい将棋を指さなければなりません。
簡単に負けないようにするための一つのテクニックとして、
苦しいときこそ耐える。というテクニックがあります。
今回はそれをご紹介します。

まず、皆さんの中に、劣勢になったら、よく最後の反撃をする!って人はいませんか?
これは最も相手を喜ばせる、筋の悪い手と言えます。
形勢が悪いときは、それなりの指し方をしなければなりません。
これから戦う相手は腐っても有段者です。
有段者はあなたの最後の反撃をいとも簡単に受けきってしまうことでしょう。

では、苦しいときどうするのか。という事になりますが、
苦しいときは、自陣の不備を整える、または両取りを防ぐなど、
相手方から来るであろう、攻めに対して自陣の弱点をカバーしてください。
その時に相手に攻めの脅威も与えることも忘れないように。
仮に攻めるための駒を受け駒に使ってしまった場合、相手は攻められる心配がなくなり、
自陣をじわじわと攻めてくることでしょう。
そうならないためには、自陣の受け駒だけで弱点をカバーする。
または、自陣の受け駒や攻め駒を攻防に使うなどの工夫が必要となってきます。
これらの手を指す事は、気が早って指しにくいかもしれませんが、
兄さんを信じて、一度指してみてください。
実はそれが、相手にとって一番嫌な手であり、逆転を見据えた手であることが身をもってわかるでしょう。



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